Spacer

これまでを振り返って

橘 英実(2年)

マネージャー日記をご覧の皆さん、こんにちは。2年マネージャーの橘英実です。
寒い冬も終わり、段々と暖かくなってまいりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。私は花粉症なので、辛い日々が続いております。花粉症の皆さまどうぞご自愛ください。

さて、早くも新体制となって2ヶ月が過ぎようとしています。2月から入部してくれた1年生のマネージャー、瀧村も慣れない仕事にも関わらず、積極的に働いてくれています。私にとっても今期から先輩となり、新鮮な気持ちで部活動に取り組んでいます。
これまで私はマネージャー日記を書く際に題材に迷うことはあまりありませんでした。と言いますのも、アイスホッケー部のマネージャーとして生活する中で私にとっての新しい発見がたくさんあったからです。しかし、今回はなかなか書き始められずにいつもより時間を要しました。これも私がマネージャーという立場で生活することが慣れていている証拠なのかもしれません。
ということで、今回のマネージャー日記では僭越ながらこれまで自分の感じてきたこととマネージャーとしての成長について振り返りたいと思います。一年生の頃、友達と一緒に試合を観戦したことで興味を持ちアイスホッケー部に入部しました。そこから4名のマネージャーの先輩方と一緒に部活動を行なって、たくさんのことを教えて頂きました。マネージャーの仕事は簡単に言うと所謂、「雑用」だと私は思います。この言葉を聞くとあまり良い印象ではないかも知れませんが、この「雑用」をどれだけ頑張るかでチームの勝利に貢献できるのです。そう考えると「雑用」は大きな潜在能力を持っていると思います。よく周りの人から「マネージャーって何するの?」と聞かれることがあります。その度に自分はいつも何をしているのか思い出して考えますが、「ボトル作ったり、ビデオ撮ったり?」と「これ!」といったものがなく、すぐに思いつきません。いつも思いつくのは通りすがりの人でも出来るようなことばかりで、何となくもどかしい思いになってしまいます。なぜなら、誰でもできることしかしていなくても、確実に私の頭は常に部活動のことでいっぱいだからです。

では、「私は何をしているのか?」

せっかくなので、この機会に考えてみました。前に述べたようにマネージャーが実際に行なっている仕事は普段の部活動ではボトルの用意、ビデオの撮影、応急処置などです。
毎回の練習において、技術的にも肉体的にも成長する選手とは違い、マネージャーは同じことを繰り返すので時々私は目的意識を維持することが難しくなることがあります。「なぜ睡眠時間を削って深夜に私はアイスホッケーのビデオを撮っているのだろうか。」と。
しかし、それでもマネージャーをやり続けられるのは「試合の時にはやっぱり勝ちたいし、選手の役に立ちたい。」という思いが根底にあるからです。たしかに、マネージャーの仕事は言葉にすると誰にもできる簡単なことに聞こえます。しかし、ビデオ撮影という一つの「雑用」をとっても、こだわる箇所はたくさんあります。例えば、後で選手がビデオを見直す際、この場面ならアップの方が良い、もっとフォーメーションや自分のフォームが見やすいように撮ろうなど色々考えながら2年間試行錯誤してきました。そうすることで、まだまだ改善の余地はあるものの、2年前に比べると上手く撮れるようになりました。また、練習試合でのスコアシートの記入は選手にとっては重要なデータであり、セーブ率やショット数など現状把握には欠かせないものです。スコアシートの記入はアイスホッケーのルールや反則などを理解していないと難しいのでこのスコアシートを記入できるようになったこと自体が私にとっては成長だと思います。正直、試合中に正確に全てを書き込むことは難しいです。だとしても、後でビデオを見返しながら正確なデータを取ることはできるので見返しながらスコアシートを記入し直したりもます。このように一つひとつの「雑用」と思われる仕事もこだわることでチームにとっての収穫につながると信じています。
この2年間を振り返って初めは何もわからない状態で始めたマネージャーという役職の中で、細かいけれども自分なりに成長してきたのだと気づけました。誰でも出来ることをこだわることで4年間で少しずつ私だからできることに変えていきたいと思います。自分が選手として試合で戦わなくてもチームをサポートすることで勝ちには貢献できます。初めに、「雑用」は潜在能力を持つと述べましたが、マネージャーは自分次第で伸び代がたくさんある役割なので選手に「このマネージャーがいてくれて良かった。助かった。」と思ってもらえるようなマネージャーを目指して頑張りたいです。

【秩父宮杯第67回関東大学アイスホッケー選手権大会】
4月7日(日)12:30 練習開始
対 慶應義塾大学
@ダイドードリンコアイスアリーナ

お時間ございましたら是非お越しください。

(2019年3月18日 9時24分)

Copyright © 2024 Rikkio Ice Hockey Club All Rights Reserved.