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最後の1年

太田 裕嗣(3年)

氷上奮闘記をご覧の皆様、こんにちは。経済学部会計ファイナンス学科3年、太田裕嗣です。今年は暖冬ということもあり、東京都内では比較的温かい気候が続いておりますが、寒暖差の激しい日々が続きますので、皆様くれぐれも体調にはお気をつけてお過ごしください。
インカレ、OB戦が終わり、無事に2023年度のシーズンを終了することができました。OB戦にお越しくださった皆様、4年生の方々、ありがとうございました。無事にシーズンを終えることができたのも、皆様のご助力のおかげです。改めて感謝を申し上げるとともに、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 
時が経つのは早いもので、初めて紺と白のユニフォームに身を包み、不安で胸がいっぱいだった一昨年の早稲田大学戦が、つい最近のように感じます。気づけば就職活動が始まり、ずっとチームを支えてきてくださった先輩方も引退され、最上級生となり、いよいよアイスホッケー人生も残り1年となりました。そこで、新年ということもありますが、残りの1年悔いなく臨めるよう、抱負を述べたいと思います。
1つ目の抱負は、全体を見ることができるプレイヤーになることです。今シーズンでは氷上メニューの作成を主に担当していました。しかし、シーズンを通してチーム・個人に何が必要かという本質の理解が足りず、メニュー構成は4年生に任せきりになってしまったこと、自分たちが考えたメニューが正しく伝わっておらず、練習の流れを悪くしてしまうことがあったこと等が反省点として挙げられました。これはチーム全体が見えておらず、ついてこられていないプレイヤーを見落としているなど、自分に至らない部分があったと考えます。来年度は、氷上・陸上問わずチームをよく観察し、何が足りていないか、チームについてこられていない選手はいないかなど、全体をよくみることができる選手になっていきたいです。そうすることによって、周りをよく見てプレーするという個人の課題解決にも繋がると考えます。
2つ目の抱負は、チームとして「立教らしさ」を確立することです。これまで、「立教といえば?」と聞かれると、「少人数で守りを重視するチーム」「初心者と経験者が混じったチーム」という答えが返ってくることが多かったと思います。しかし、近年は喜ばしいことに実力のある経験者が多数入部を決意してくださったり、その影響で初心者プレイヤーを受け入れにくくなってしまったりなど、来年度は特に変化の年になることが考えられます。メンバーがどんどん入れ替わっていく学生スポーツの特質上、変化は必ず訪れるものではありますが、それでも強いチームというものは、根本にそのチームの哲学が根付いていると私は考えます。根拠はありませんが、立教はこれから最も伸びるチームであると確信しています。だからこそ、チームとしてなあなあにやるのではなく、自分たちの強みは何なのか、立教をどのようなチームにしたいのかをチームでよく考え、これからの立教の礎になる1年にできればと思います。
 
先ほど、悔いなく臨めるよう抱負を述べます、というように書きましたが、私は悔いなく終わる人などいないと考えています。ですが、アイスホッケー人生最後の1年になるので、悔いがどれだけあったとしても、楽しかった、このチームで良かった、という思いで終われるよう突き進んでいきます。最後になりますが、今後とも変わらぬご声援の程、よろしくお願いいたします。最後まで読んでいただきありがとうございました。

(2024年1月15日 20時29分)

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