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決意と成長

上野 懸勢(3年)

 氷上奮闘記をご覧の皆様、こんにちは。法学部国際ビジネス法学科3年の上野懸勢です。

 新年から寒暖差の激しい日々が続いておりますが、皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか。
 無事、現役 vs OBOG戦も終え、良い形で新年・新チームを迎えることができました。新型コロナウイルスの影響もあって、私の代からはOBOGの皆様と関わる機会が希薄になっておりましたが、多くのOBOGの方々が駆けつけてくださり、現役部員にとって貴重な交流になったかと思っております。昨年度は、部員数が少なく、経済的に厳しい環境でしたが、OBOGの皆様のご支援のおかげさまで不自由なく練習ができ、インカレベスト16を達成できたと感じております。平素からのご支援、ご声援ありがとうございます。

 さて、今回の氷上奮闘記ですが、私が立教大学アイスホッケー部に入部を決意した経緯について、綴らせていただきたいと思います。拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

 まず、私が立教大学アイスホッケー部を知るきっかけとなったのは、当時私が高校2年生の時に川上先輩が立教大学に合格したことでした。私と川上先輩は、埼玉栄高校で出会ったチームメイトです。
不躾ながら、私はそれまで立教大学アイスホッケー部の存在を知りませんでした。そのような状況の中、川上先輩から立教大学の魅力、立教大学アイスホッケー部の特徴等を教えていただきました。他の大学を受験しようか悩む時期もありましたが、高校時代から先輩としてだけでなく、人として尊敬できる川上先輩から、半ば説得されたこともあり、立教大学への受験を決断いたしました。
新型コロナウイルス拡大のタイミングが重なってしまったこともあり、入学式は一年越しの縮小開催、キャンパスライフも2年間味わえなかった災難な代でしたが、私は胸を張って立教大学に入学してよかったと公言できます。他の大学に進学していたら、アイスホッケーに関していえばもっと強い環境で出来たと思います。
しかしながら、立教大学アイスホッケー部には他大学とは圧倒的に異なる強みがあると感じています。
それは、部活動の自治運営による経験と人としての成長です。私の入部当初は、経験があるということもあり、尖っていてガンガン思ったことを発するタイプでした。それから大学3年生となり、ゲームキャプテン、副将という役職を与えられてからは、今まで自分自身について考えていたことが、いつしかチーム全体について考えるようになりました。
特に昨年度は、初心者が多かったこともあり、より早くチームとして戦えるようになるためにも、部員の育成について考えさせられる1年でした。そのような中で、今までの私であれば思ったことをただ発しているだけでしたが、昨年度は多角的な視点から、1人1人に寄り添ってアドバイスできるように努めてまいりました。
この経験は、経験者と未経験者が混合する立教大学だからこそ経験することができたと感じております。そして、そのような選択肢を広げてくださった川上先輩には、感謝の気持ちでいっぱいです。
そんな尊敬する川上先輩に、1試合でも多く勝利することで恩返しをしたかったのですが、1年間を通してリーグ戦では1勝もできませんでした。
しかしながら、最終的にはインカレで5年ぶりとなるベスト16という戦績で締めくくることができ、安心いたしました。
立教大学に入学してからの3年間は、今まで経験してこなかった、新しいアイスホッケーとの接し方で、アイスホッケーでも個人としても成長することができたと実感しております。

 最後になりますが、昨年度もご支援、ご声援賜りましたOBOGの皆様、ありがとうございました。時の流れも早く、現役人生も残り1年となってしまいました。私が主将を勤めさせていただく新チームでは“新しい立教”をお見せできればと思っております。今年度は多くのOBOGの皆様に会場へご足労いただき、昨今の立教大学アイスホッケー部の歴史を塗り替える瞬間を一緒にご覧いただければと存じます。
 今年度も引き続きご支援、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

(2023年2月13日 14時44分)

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