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氷上にあらず奮闘記

岡田 太一(1年)

 氷上奮闘記をご覧の皆様、こんにちは。観光学部観光学科1年、岡田太一です。
 既に入学から半年以上が経過し、今年5月の入学、入部したての頃に一度書かせていただいた氷上奮闘記も、また私の番が回ってきたようです。この半年、勿論私は大学進学時に抱いた志を忘れることなく、文武両道に努力してきたつもりですが、振り返ると、部活動生活も含め、多くの変化があったのだと感じます。
 最近の私の変化といえば、アイスホッケー人生で初めて幾らか大きな怪我をしてしまったことです。10月前半に行われた試合で左脚の半月板と大腿骨内顆を負傷してしまいました。現在、リハビリの為通院中です。しかし、初めは今年中に終わると言われていた療養生活も、最悪今年度中までは終わらない見込みさえ立ってしまい、鬱屈とした日々が続いています。少しでも早くチームに復帰できるよう精進して参ります。

 さて、少し話が脇道にそれますが、脱線転覆には至らないのでご容赦下さい。
 
 皆様は、バリアフリーについてどうお考えでしょうか。勿論大切な考えです。私も足が動かなくなってからその有り難みを痛感しています。
 しかしながら、バリアフリー化において、ある問題が発生する可能性があると私は考えます。 
歩道や駅のホームでよく見かける点字ブロックという設備は、視覚障がい者の方にとって大切なものです。しかし、この点字ブロックは、例えば車椅子を利用する方の視点から見れば、むしろバリアそのものとなってしまいます。だからといって点字ブロックを剥ぎ取るわけにもいきません。 
 このように、社会生活の中では、「あちらを立てればこちらが立たず」な状態に陥ることがあります。こういった問題を解決するには、相対する双方の視点や意見の共有等、莫大な努力が必要でしょう。
 
 立教大学アイスホッケー部は、経験者と初心者によるチームです。またこの経験者や初心者の中でも練度や経験によるギャップが存在します。私はこのギャップをこのチームでアイスホッケーをする一つの面白さだと感じますが、ギャップがチームの障害となってしまうことも事実です。
 この困難を乗り越えるためには、上記した視点の共有が必要なのではないでしょうか。これらの視点や意見の共有、すり合わせをどこまで行えるかが今シーズンの立教大学アイスホッケー部の最終的な成績を変えると考えています。

 現在氷上で奮闘できない身ではありますが、今しかできない部への貢献の仕方もあるでしょう。まずはそれを探す必要がありますが、チームのため、今後、私ができることを精一杯行っていく所存です。

 まとまりの無い稚拙な文章で申し訳ございませんでした。また、最後までお読み頂きありがとうございます。

(2022年11月21日 21時55分)

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