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はじめまして

岡田 太一(1年)

初めまして、こんにちは。青森県立八戸高等学校を卒業しました、観光学部観光学科1年、岡田太一です。
 初めて担当する氷上奮闘記ですから、私が立教大学観光学部に進学し、アイスホッケーを続けることとした理由についてここに纏めさせていただきます。
 そもそも私が大学に進学した動機には、「地方公共交通機関の維持存続、利用促進について研究したい」というモノがあります。今日の地方公共交通機関は日々難しい経営を迫られており、「廃止」が経営陣の選択肢のひとつとして存在する団体も少なくありません。しかし、そのような交通機関も、自家用車を扱えない人を中心に大切な生活の足となっています。そのような交通機関を守るためには、利用者の増加が必要です。私は、人口が減少する地方ならば、その利用者を観光者に担ってもらえばよいのではないか、と考え、立教大学観光学部への進学を決意しました。
 私のアイスホッケーの歴史はそのまま敗北の歴史です。元々運動自体苦手です。周りの選手が著しく成長する中で、確実に置いていかれていることを肌で実感しました。先輩に順当に敗北し、同学年に競り負け、後輩に重要な局面のプレイを譲る。私はアイスホッケーを保育園の年長から続けていますが、小学校から中学校、中学校から高校へと、進学しチームを引退するごとに「もうたくさんだ、もうやめよう」と考えました。負けることが嫌だった訳ではありません。ただ、私のミスでチームやチームメイトのチャンスを奪ってしまうことが酷くいたたまれなかったのです。しかし、大学で私は、初めて自らアイスホッケーを続けたいと思いました。何故なのか、私自身よくわかりません。少なくとも、チームのために4年間頑張ろうと決心したことは事実です。私にできることは限られますが、チームに少しでもプラスとなれるよう努力していこうと考えています。
 私の高校3年間は、新型コロナウイルス感染症にその多くを奪われました。またその脅威は、現在も私たちの周りにあるのだと日々実感します。しかし、このコロナ禍に与えられたものもまた、多くあります。毎日好きなことを学び、やりたいことがやれる日常と、それを支えてくださるすべての方々への感謝は忘れてはいけないと自覚しています。その感謝の念と、今後の大学生活に惜しみない努力を捧げる宣誓をもって、締めの言葉とさせていただきます。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

(2022年5月9日 17時17分)

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