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最後の氷上奮闘記

野口 カイルモリソン(4年)

氷上奮闘記をご覧の皆様、こんにちは。異文化コミュニケーション学部四年、元副将の野口カイルモリソンです。
いよいよ最後の奮闘記となってしまいました。部活動生活を振り返ると、何から書けば良いか分からないくらい多くの思いが湧き出てきます。

その中には情けなさや後悔も多少はありますが、それも含め多くの成長に繋がった競技人生だったと感じます。

入部当初の2年次を振り返ると、こんなにも難しく、過酷な環境のスポーツに挑戦したことには今でも驚きます。初めは幼少期に3年ほど経験し、いつも心のどこかにあったアイスホッケーという世界一かっこいいスポーツにまた挑戦したい!という気持ちと、快く受け入れてくれたチームに身を任せ、深夜練や高額な部費に加え、少人数で格上を相手にするという厳しい環境を全く気にせず飛び込んでいました。しかし、この時の衝動的な決断と、それを応援してくれた家族に今も感謝しています。

入部した当初は早く試合で活躍したいという一心で一生懸命ホッケーのプレーに打ち込んでいました。青山学院大学と神奈川大学への勝利に貢献できたことや、初ゴールを決めることができ、多くの成長がありました。しかし、ホッケー選手として成長したものの、プレー以外の面で、チームメイトとしてはあまり成長を感じられなかった1年でした。殻にこもり、プレーだけに打ち込むことに正義感すら感じていた自分には未熟さを感じます。

3年生になってからはコロナ禍での活動で、アイスホッケー専用の筋トレにより一層励み、ハンドリング練習も行ってプレーに自信をつけられた1年でした。チームとしては、コロナ禍に各自適応する中で対面で練習できる回数も減ってしまい、チーム力を最大限にあげることができなかったと感じます。私自身、その昨年と同じようにプレー面での努力ばかりに注力し、3年生として、上級生としての自覚を持てていなかったと感じます。試合でも経験者の主力メンバー頼りで、調子の良し悪しに波がある選手でした。スポーツは実力主義である反面、プレーだけに注力していても、日頃の氷上以外での意識も試合では出るものだと今では痛感しています。しかし、当初はプレーに打ち込んでそれなりに成長を噛み締めていた自分にまだ正義感があったように感じます。ひたむきにホッケーに取り組む姿を評価してもらえて、翌年からは副将も勤めさせてもらいましたが、それまでの自分はチームメイトとしてベストを尽くせていなかったと感じます。それは同期にかけられた言葉で痛感しました。「カイルは努力してて確かにすごいけど、このままだとただのホッケーバカだよ」という言葉には、悔しさとそれまでの自分の活動を見直す機会を貰いました。私の部活動と人生そのものへの取り組み方を大きく変えてくれた同期をはじめ、チームメイトの存在には感謝しきれません。

4年次からは一新して私が打ち込んできたアイスホッケー専用のトレーニングにチームのみんなに取り組んでもらおうと、陸トレリーダーを有志する決断をしました。人前に立つことが苦手で、ずっと逃げてきた自分にとっては簡単ではありませんでしたが、正しい決断をし、最後まで全うできた自分を褒めたいです。また、「経験者じゃないから」「最上級生じゃないから」といった言い訳を自分にいい聞かせ、自分が出せるベストな行動から逃げていたことにもこの時気づくことができました。
このように、あらゆる面でベストを尽くそうと毎日考えていた最後の1年は、ホッケープレーヤーとしても、人としても最も成長を噛み締めることができました。また、幹部として部の運営の裏側を見ることができて、どれだけ多くの人に支えられてきたのか実感することができました。チームの練習環境の手配などを文句ひとつこぼさず、いつも笑顔で的確にこなしてくれた同期の盒兇筺多大な時間と労力をかけてくださる大友監督、吉田コーチ、細谷総監督、石川先生と、新ユニフォームなどの件でも支援してくださっているOB・OGの皆様に今一度感謝を伝えたいです。また、嫌な顔1つ見せず車で送迎してくださり、私生活でもたくさん可愛がってくださった先輩方にも心より感謝しています。今年は深夜に遠いリンクにもサポートしに来てくれたマネージャーのみんなも、ありがとう。チーム一丸となって試合に挑んできた姿で少しは恩返しできたと思わせていただきたいです。

また、主将の田中をはじめとする、心強い幹部と、辛い時も一緒に乗り越えてきたチームメイトと一緒に立教のアイスホッケー部で活躍できたことに心から誇りを持っています。今年は秋のリーグ戦中にチームの主力の上野と久保を怪我で失ってしまうといった厳しい状況や、相変わらずの人数の少なさに頭を抱えることもありましたが、1人1人がリーグ戦3位という目標にブレずに全力で食らいついて健闘できたのではないかと感じます。特に最後のシーズン4年生だけのセットを組んで、毎練習前と後にセットミーティングを行い、東伏見のベンチで寒い中、悩んだり揉める日もありながら試行錯誤をともにしたことは一生の思い出になると思います。同期の伊与久とは、なけなしのお金を注ぎ込んで一般滑走に通い詰め、練習前と試合前には必ず公園でハンドリング練習と今日はどんなプレーを展開していくのかイメージトレーニングを行っていました。自主練を自慢するようですが、私にとって大学で1番幸せな時間だったといっても過言ではないので綴らせていただきます。チームメイトと一緒に南船橋のリンクまで車で行って、朝の9時ごろ家に着く日もある中で一生懸命ホッケーに打ち込むのは正直辛い時もありましたが、チームメイトと一緒だったからこそ楽しめた1年でした。私自身、自画自賛するようですが、4年生のシーズンは3年目にしてようやく頼られる選手に少しなれたのではないかと思います。パワープレーに出させてもらえて、大好きな仲間とともに格上の相手からたくさんゴールを決められて幸せでした。3位という目標が少し近くに見えたからこそ悔しい思いや、戸田で速いシュートを打つためにアドバイスしあったり、ゴールを決めてみんなとハイタッチしたり、上野と久保の1人ゾーンエントリーや塁のナイスキーに救われたり、梶原にレシーブミスを怒られたり、みんなとウエイトの後池袋でランチするのもできなくなると思うと寂しいですが、それだけ充実した学生ホッケーでした。思い出も挙げ出すとキリがないのでこれくらいにしたいと思います。

改めて、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。また拙い文章をここまで読んでくださりありがとうございます。

これからも立教大学アイスホッケー部を一緒に応援して下さい!

(2022年2月28日 20時16分)

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