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責任

田中 大悟(4年)

未知のウイルスに怯えひと夏を自粛で終えた昨年とは異なり、ワクチンの予約に奔走しつつも疫病に打ち克つ希望を感じられた夏も終わりを告げようとしていますが、皆様はお変わりなく日々をお過ごしでしょうか。
我々アイスホッケー部は全敗の春から更なる成長を求め、日々練習に励んでおります。

他の部員から紹介がありましたが、今年度より新たに陸上のシュートトレーニング、そしてジムでの筋力トレーニングを加え、アイスホッケーに特化したメニューで練習を続けております。
春大会では出来なかったことができる、更に高いクオリティで発揮できるようになった、選手たちはそんな大きな成長を感じられているように思います。
さらに今年度はユニフォームのリニューアルも実現することができました。
これらは選手のアイデア、実行力だけでなく、監督を始めもOBOGの方々のご支援があってこそ実現できたものだと思っております。私が入学するよりずっと前からこの氷上奮闘記をご覧頂き、弊部にご支援頂いている皆様に心より御礼申し上げます。

チームは来たる秋リーグに向け準備を進めておりますが、その中で私が心に決めていることが一つあります。本稿ではその紹介ができればと存じます。

単刀直入に、それは『最後の責任は自分が取る』ことです。

試合の結果だけでなく、部員たち一人一人の行動、態度、それらの責任を最後に担うのは主将である自分自身でありたい。このような想いを持って活動を続けています。

元を辿れば、私は就任当初からこの気持ちを持っている"つもり"でした。

しかし、春大会の最終戦、神奈川大学とPSSにもつれ込み、後輩たちにシューターを任せてしまった時、自身の覚悟の無さを痛感しました。
試合の結果ももちろんですが、それ以上に自分自身の試合に臨む気持ちに嫌悪を感じたことを今でも覚えています。

今年度のチームは、各々がアイスホッケーに対して最大限の努力を続けてくれています。その努力は直近の練習試合でも如実に結果として表れてきていると思います。

私自身も半年間の主将生活を超え、春より明確に"主将としての責任"を自覚することができていると感じています。

また、今年は例年よりも各々の意思や自由を尊重するように気をつけています。

チームの結果も、部員の行動も、最後に善くするも悪くするも自分次第。
自由を認めるからこそ、どんな状況でも部員を支えられる主将でありたいと考えています。

先日発表のあった通り、今年度の秋リーグは有観客で開催されることが決定しました。
このような状況のため、気兼ねなく来場することも簡単ではありませんが、もし機会がありましたら私たちの姿を会場でご覧頂けたら幸いです。

オンライン、オフラインを問わず、氷上奮闘記をご覧の皆様のご声援と応援をよろしくお願い致します。

(2021年10月11日 17時1分)

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