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国体を終えて

竹高 成嘉(3年)

氷上奮闘記をご覧の皆様こんにちは。来季主将を務めます竹高成嘉です。

昨シーズンはたくさんの御支援及び、温かい御声援をありがとうございました。今シーズンも変わらぬ、御支援、御声援のほど宜しくお願い致します。

さてシーズンが終わり、今はオフシーズンです。今年のオフ明けは2月19日で、例年よりも長いオフ期間となっています。そんなオフ真っ只中ではありますが、1月30日まで青森県八戸市で行われた国民体育大会に、茨城県代表として参加してまいりました。今回は国体に参加して思ったことについて書こうと思います。


 茨城県代表が国体本選に勝ち進んだのは3年ぶりであり、私も成年の代表として国体にでるのは初めてでした。チームの構成としては社会人が14人、大学生が2人と社会人が中心のチームでした。

1回戦は神奈川県と試合をし、60分では決着がつかず、3対3の延長戦でも決着がつかず、ゲームウイニングショットまでもつれ込みました。結果的には勝つことができ、

2回戦では自分の地元である青森県と試合をしました。青森県には5対0と完敗を喫し、ベスト16で大会を終えました。


2試合を通して、感じた事は走ることのアドバンテージの大きさです。社会人中心のホッケーはいつもと全然違いました。やはり技術では社会人には敵わず、技術不足を痛感させられましたが、走ることに関しては学生の方が秀でてるとも感じました。去年の社会人の練習試合でも感じましたが、アイスホッケーにおいて、走れることのアドバンテージはとても大きいと感じました。今年のチームは「走れるチーム」を目指して行きたいです。


またアイスホッケーを楽しんでやることの大切さを学びました。みんながアイスホッケーと真摯に向き合い、心の底から競技を楽しんでいました。神奈川県戦でPSになった時も、全員、「俺が行く」とPSを打ちたがっていた人がほとんどでした。私はどうしても外した時のことを考えてしまい、正直打ちたいとは思えませんでした。しかし、茨城の選手は緊張などせず、今決めたらヒーローだと言わんばかりに、PSを打ちたがっていました。勝敗が直接関わる場面では、どうしても外した時のことを考えてしまいがちで、マイナスに考えてしまいます。しかし、そこで決めたらヒーローだとポジティブに考えるメンタリティーが大事であり、PSを楽しむくらいでないと勝つことはできないとも感じました。


そして最後に感じたのは満員の観客の中でアイスホッケーをすることの楽しさです。

2回戦の青森県戦では、平日の14時からの試合にも関わらず、超満員で立ち見の人も居たくらい人が入っていました。1200人程度試合を観に来ていたそうです。八戸の中でアイスホッケーがどれだけ根付いているのか、感じられました。私のホッケー人生で1番の観客の数だったかも知れません。

その超満員の観客の中でホッケーをすることはとても楽しかったです。1つ1つのプレーに歓声が上がり、点が入った時には多くの観客が喜びの声を上げていました。青森県戦ではアウェイではあったものの、多くの観客の前でプレーする楽しさを学びました。

また、そこから東伏見の応援席を埋めてホッケーをしたいとも思いました。昨年はOBの方々にもご協力いただき、2巡目の神奈川大学戦では集中応援がありました。その日は、200人程度来てくださったそうでとてもありがたかったです。しかし、リンク全体で見てみると空きが目立っていたので、その空席を埋めるためにも、アイスホッケー以外の活動を積極的に行い、応援されるチームを目指していきます。

 また青森県と試合をした際には私の旧友が多くいました。試合をした際にはプレースピードが全く違い、技術でも大きく差をつけられたように思います。同じ時期に同じ場所で競技を始めたのにも関わらず、大きな差がうまれてしまいとても悔しかったです。

アイスホッケーに本気で取り組めるのも今年で最後になります。少しでもその差を埋められるよう、悔いの残らぬよう、アイスホッケーに真摯に向き合っていきたいです。


最後になりますが、新型肺炎が流行しております。お出かけの際はマスクの着用、手洗いうがいの徹底をし、元気に過ごせるようお気をつけください。今シーズンも変わらぬ御支援、御声援の程宜しくお願い致します。














  







(2020年2月3日 20時12分)

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