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久保 裕太郎(3年)

氷上奮闘記をご覧の皆様、こんにちは。
今シーズン主務を務めさせて頂いております、コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科3年の久保裕太郎です。

私たちは7月の1ヶ月の間オフ期間を過ごしておりました。部員は一度ホッケーから離れ、テスト勉強に励むだけでなく、各々が普段部活をやっている時ではできないことやアルバイトなどでリフレッシュが出来たと思います。

私はこのオフ期間の間に感動したことがあります。それは八村塁選手のNBAドラフト1巡目指名というビッグニュースです。私は長年バスケットボールをしていたため、このニュースにとても興奮しましたし、この凄さが普通の人よりも分かると思っております。本当に今までの日本人選手ではありえない偉業です。すごいとしか言いようがありません。しかし、その中でも私が特にこの選手の素晴らしいと思う点は、競技歴がたった8年で世界最高峰のリーグNBAに上り詰めているという点です。もちろん身長や身体能力など生まれ持った才能は私たち凡人よりも大変恵まれているとは思います。
しかし、ここから私が学べることは多いのではないかと思うのです。彼は競技を始めて1.2年は本当に下手だったとメディアに語っていました。ですが3年目の中学3年生では全国大会で準優勝を成し遂げ、全国ベスト5にも選出されました。そして4年目の高校1年生ではレギュラーとして全国大会の決勝で32得点を取り全国優勝に貢献しています。
そしてその四年後にはNBAから一巡目全体9位でドラフト指名、、、凄すぎる、、、

ここで大学からアイスホッケーを始めた私に目を向けると、1.2年生の頃は試合に出場できず、悔しい思いをしながら頑張ってきたつもりではいます。そして3年生になり、ありがたいことにしっかりとした出場機会を頂き、数多くの練習試合や春大会を終えました。
しかし、なんとなく私は試合に出られるようになったことに満足してしまっていてあまり上達が感じられないと思っている部分がありました。「このプレーは大学から始めたからできないよな」とか「経験者のプレーの意図を汲んでそれに合わせて動かないと」とか「最低限のこのプレーはこなさないと」など自分の限界を勝手に決めつけ、自分主導の動きに欠けていた気がします。正直この状態はホッケーをやっていてあまり楽しくなかったし、これでは上手くはならないと思いました。私はこの現状を変えたいです。

八村選手は「バスケが大好きで楽しい」その一心で上達していったと語っています。私もバスケットボールを始めてからぐんぐん上達した時は楽しくてずっとバスケのことを考えていた気がします。果たしていま私にとってホッケーはその状態かと言われるとそうではありませんでした。試合に出してもらえている身としてこんなことを言ってしまうのは出たくてもあまり機会をもらえていない選手に対し大変失礼なことだと思います。だからこそこのオフで考え方を変えられたことをこれからリンクで体現し、もう一皮も二皮も剥けた姿を今後見せることをもって謝罪としようと思っております(笑)

もう、というより、まだ、競技を始めて3年目の夏です。私だって八村選手までいかなくとも今よりまだまだ良い選手になる可能性は大いにあるはずです。これからあっという間にサマーカップ、レギュラーリーグ、インカレ予選と始まっていきます。そんな中で今シーズンは今後自分がどういうホッケー選手になっていくか分岐点だと思います。
今までのような受け身なスタンスや限界を決めつけていた自分を打ち破り次のステップへ行くために、強気でガツガツいき、プレーの中で自分の色を出していきます。そしてホッケー大好き人間になれればと思います。

また、チームとしては最大の目標である秋リーグでの一勝を掴み取りにいきたいと思います。
応援のほどどうぞ宜しくお願い致します!!

(2019年8月5日 12時2分)

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