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初心に戻る

下平 敬(1年)

氷上奮闘記をご覧のみなさま、こんにちは。社会学部現代文化学科1年の下平敬です。

最近、朝夕はとても涼しくなり、過ごしやすくなってまいりました。また金木犀のいい香りがしてあっという間にあの夏が終わったのだと感じております。


私ごとではありますが、私はつい最近までとても悩んでいました。いいタイミングで氷上奮闘記を書く順番が来たのでこの機会にすこし私の悩みを打ち明けたいと思います。


大学リーグが始まり、アイスホッケーの試合を見る機会が増えました。試合を見て正直、アイスホッケーでの自分の目標を少し見失ってしまいました。

中央大学対日本大学の試合を生で見て、あんなにスポーツ観戦をしていて面白いと思ったことは初めてでした。
パスがトントントントントン!と繋がって、相手の守備を崩してゴールを決める。または個人技でスルスルスルっと3人、4人と交わして最後はキーパーまでスルっと交わしてゴールを決める。そしてガッツポーズ。
大学のトップレベルのアイスホッケーに圧倒されるとともに、これが本当のアイスホッケーなんだと知ることができました。

その試合を見て以降、気づけば動画でNHLの試合を見るようになり自分もこんなホッケーをやりたいと思うようになりました。それと同時に2年後、3年後、下手したら来年、自分はこのレベルのホッケーができるようになってないとまずいことになると焦りを感じ始めました。
夏前まではのびのびやっていて、素直にアイスホッケーを楽しんでいましたが、焦りを感じてからは練習の度に自分の下手さにイライラして、卒業するまでにあのレベルまでいけるわけがないと決めつけてしまいました。
そこで自分がこの先アイスホッケーを続けていく意味がわからなくなり、完全に心が燃え尽きてしまっていました。

そんな時、私はアイスホッケー部に入部して、1年目から試合に出てやるぞ!と張り切っていた入部したてのギラギラした自分のことを思い出しました。一度初心に戻ってみたのです。
そのことによってうまく開き直れたのかわかりませんが、メラメラと心が燃えてきて、次の練習からやってやる!という気持ちがでてきたのです。自信を失っている時に初心に戻るのはとてもいいことだと気づくことができました。

だれもが何かに挑戦する時、なにか新しいことを始める時は「やってやるぞ!」という気持ちになると思います。自信がなくなったら、その闘志を思い出してみてください。
試合がなく、モチベーションがあまり上がらないこの期間や負けが続いて気持ちが下がっている期間に一度初心に戻り、またここからやってやるぞ!と次の試合に臨むことも良いかもしれません。

(2018年10月9日 10時55分)

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