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ヴァトレニ

上床 穏(3年)

 氷上奮闘記をご覧の皆様、こんにちは。社会学部社会学科3年の上床穏です。

 私たちは現在オフ期間となっていますが、テスト前ということでみんな忙しそうにしています。しかし秋リーグまで残り二ヶ月となっているため、部員一同ウェイトトレーニングなどを自主的に行なっています。私が入部してから、3年目となりますが、秋リーグでは未だに勝利したことがないので、今年で最後のシーズンである四年生のためにも必ず勝利したいです。

先週までワールドカップが一ヶ月に渡り開催されていました。私はサッカーが好きなので、毎日、サッカーを観ることができとても幸せでした。今大会は、日本が3位になったベルギーと接戦を繰り広げたこと、開催国のロシアが初のベスト8まで進出したこと、クロアチアが初の決勝に進出したことなど、とても歴史に残る大会でした。

 私は今回のワールドカップから多くの刺激を受けました。中でもクロアチアのマリオ・マンジュキッチ選手の準決勝に勝利した後のインタビューでの発言にとても感銘しました。彼はインタビューで「これは奇跡だ。そして同時に試合で見せたように奇跡ではない。勇敢に戦えば強豪国相手でも試合を覆せるんだ。」と言っていました。この言葉は一部リーグで勝利できない私たちにとって、励みになるのではないかと思いました。

 彼らは有名な選手は何人かいますが、強豪国に比べるととても少なく、戦力は劣っています。しかし、彼らは試合開始から試合終了のホイッスルが鳴るまで最後の最後までハードワークを怠らないチームです。リードされても、諦めず、勇敢にハードワークすることで、格上相手にも逆転し勝利してきました。彼らは、決勝で負けてしまい、優勝することはできませんでしたが、多くの人に感動を与えました。

 私たちのチームのスローガンはハードワークです。私たちもクロアチアの選手たちのように、勇敢にハードワークし、勝利できるチームにならなければいけないと思いました。


 話は変わりますが、チーム内の相互理解を深めるために部員のプロフィールを作成しました。吉田コーチに提案していただき、マネージャーが製作してくれたのですが、とてもクオリティーが高く、面白いものになりました。部員のことを良く理解でき、チーム内の雰囲気も良くなりました。吉田コーチ、マネージャーの皆様、ありがとうございました。
いつかOB・OGの皆様にも見せられればいいなと勝手ながら思っています。今回は私自身がプロフィールに書けなかったことをここで書いてみたいと思います。

 私は1996年6月13日に愛知県名古屋市で生まれました。穏やかな人間になってほしいということで穏と書いて「やすき」と母に名付けられました。父は「光」にしたかったそうです。お母さんありがとう。

 小さい頃から、ピアノ、テニス、水泳、公文式など、たくさんの英才教育を受けてきました。しかし、私はこれら全てを跳ね除けました。両親にはとても申し訳ないと思っています。

 アイスホッケーも英才教育の一環として五歳の頃から始めました。始めた時は努力しなくても試合にも出場でき、アイスホッケーはただ楽しいものだと思っていました。しかし、神奈川県に引っ越し、別のチームに移籍してからアイスホッケーが大嫌いになりました。チームのレベルが高く、練習についていけず、試合には全く出場できなかったからです。また、体に当たることが怖く、すぐに逃げてしまうため、父には毎回、怒られ、毎回泣いていました。アイスホッケーが嫌いになり、もう辞めたいと毎日思っていました。一度だけアイスホッケーをやめる、と父に言いましたが、辞めさせてもらえませんでした。(ビビっているなら辞めろというくせに…)

しかし辞めずに続けたことで多くのことを得ることができ、自分は上手い選手たちと、どこが違うか、などを学びました。上手い人ほど真剣に練習に取り組み、たくさんの努力をしています。なので、今は辛い時に辞めずに続けてきたことは、とても良かったと思っています。

 今ではアイスホッケーを好きになりました。立教大学でプレーしてきて気づいたことは、今までは何事も受け身であったことです。人に言われたことを考えもせず、ただやるだけでは、意味がないと、立教大学で初めて気づくことができました。立教大学はチーム全員が主体的に行動できる環境があると思います。みんなが主体的に行動することによって、チーム力が向上し、個人としても成長できると思います。


 9月にはサマーカップがあり、すぐに秋リーグも始まります。今シーズンは勝利するところをお見せたいと思っています。もしお時間がありましたら、応援に来ていただけると嬉しいです。宜しくお願いします。


(2018年7月23日 22時56分)

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