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目標

久保 裕太郎(2年)

氷上奮闘記をご覧の皆様こんにちは。
コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科二年の久保裕太郎です。今年からは副務の役職を務めさせていただいております。今回の氷上奮闘記では自分がアイスホッケーに対して日頃考えていることを書いていきたいと思います。

ホッケーを始め一年が経ち、現在ホッケーに関して思うことは、とにかく楽しい。その一言です。少しずつではあるもののできなかったことが一つ一つできるようになり日々成長が感じられることは本当に嬉しく、毎回の練習が楽しみで仕方ありません。マネージャーさんが毎回の練習で撮ってくださるビデオを観ては、これはこうした方がいいのではないかと試行錯誤し、練習でそれを実践して、先輩やコーチから上手くなったと褒めていただいた時は本当に嬉しいです。

しかし、楽しいだけではこの部活に入った意味がありません。自分の目標は試合に出てチームの戦力として立教のユニホームを着て戦うことです。昨シーズンは一度も試合に出場する機会はありませんでした。ですが今シーズンに入り練習試合や試合形式の練習に少しずつ出していただけるようになり、試合ができる喜びを感じるとともに何もできない歯がゆさも痛感しております。

そんな現状ですが自分には目標があります。それは「相手から嫌がれる下手くそ」になることです。きっと四年間努力をしてもキャリアが十年以上ある選手たちの中でテクニックで相手を抜き去ったり、華麗なシュートを決めるような選手に正直自分がなれるとは思いません。しかし上手な選手が「あいつは下手くそなくせに本当に面倒くさいな」と思うような選手になることはできるのではないかと思います。

私が長年やっていたバスケットボールの世界ではdirty workという言葉があります。その言葉の意味は、誰もがやるのを嫌がるような地味で体力を消耗するプレーを必死にするということです。例えば、ディフェンスを必死にやることや、自分の体を壁にして味方の選手についているディフェンスの邪魔をするスクリーンと呼ばれるプレーをすること、またルーズボールを全力で取りにいくことなどが挙げられます。そのほかにも時には反則ギリギリなことまでをして相手を嫌がらせ、自分の成績よりもチームの勝利に貢献するようなプレーを指します。いわば数値では表せない貢献ということです。こういう選手はスポットライトを浴びることはありませんがチームにいると助かる存在です。それはアイスホッケーでも通じることだと思います。

大学からアイスホッケーを始めた自分が一部Bというリーグでなにかやるとすればそういったことではないかと思うのです。誰よりも走り、粘り強いディフェンスができ、ボディーチェックにいけて、シュートブロックやバックチェックなども頑張れる選手になることができれば、それは数値では表すことができないですが立派な貢献だと思います。

ですがそういった選手になるにはタフなメンタルとフィジカルが必要になるでしょう。
そういった部分をあと3年間どう鍛えるかということが課題なのです。陸上トレーニングやウエイトトレーニングではもちろんフィジカルな部分が鍛えられます。しかし、自分がきついと思った時にあとちょっと頑張るということを繰り返していけば、つらいところに自分で鞭を打つのですからメンタルも鍛えられます。このメンタル面は自分がなりたい選手像に必要なメンタルに直結しています。

インターバル走は疲れますしウエイトトレーニングもきついですがまわりの人に絶対勝つという気持ちを持って取り組めばそのまま自分に返ってくると思います。そしてその培ったものを氷の上で体現していきたいです。とは言っても学生生活には期限があり、あと三年という短い期間しかありません。そのなかで自分のなりたい選手になるためには、頭を使い効率的にやっていく必要があります。氷上練習、陸上練習どちらも工夫をこらし、もがきながらも成長していきたいです。きっとそんなにうまくはいかないとは思いますが、なによりもいち早く皆様の前で試合に出て今言ったことを体現していきたいです。応援よろしくお願い致します。

(2018年6月25日 19時53分)

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