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節目の世代として

池田 橘平(3年)

氷上奮闘記をご覧の皆様、こんにちは。スポーツウエルネス学部スポーツウエルネス学科3年の池田橘平(いけだきっぺい)です。暦の上では春を迎えましたが、まだまだ冷え込む日が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。寒暖差も大きい時期ですので、どうぞ体調にはくれぐれもお気をつけください。
さて、私は現在、就職活動に力を入れている時期でもあります。説明会や面談を重ねる中で、改めて感じるのは、物事は一人では進まないということです。先輩方の言葉に背中を押されたり、友人の何気ない一言で視界が開けたり、家族や周囲の支えに救われたりと、日々さまざまな人に助けられながら前に進めている実感があります。
そうした日々を過ごす中で、最近の私は「縁」について考えることが増えました。人との出会いはもちろんですが、それだけではなく、巡ってきた機会や環境、言葉、出来事など、いろいろな縁が重なって、今の自分があるのだと思います。
私は縁を、結縁・尊縁・隨縁の三つの形で意識しています。結縁は、出会いや機会を逃さず、自分から大切にすること。尊縁は、できた緑をそのままにせず、こまめに連絡を取ったり気にかけたりして、つながりを切らさないこと。隨縁は、巡ってきた流れを受け止め、その時の出来事を自分の行動に変えていくことです。どれも特別なことではありませんが、この三つを意識するだけで、自分の選択や行動が少しずつ変わっていく感覚があります。これから先も、この考え方を大切にしながら日々を過ごしていきたいと思っています。
そんな縁の中でも、大学生活でいちばん長く、一番近くにいたのが同期の存在でした。勝った時も負けた時も、うまくいかない時も、結局一番話す相手であり、一番長く時間を共有してきたのが同期でした。今回は、その同期について書きたいと思います。拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
振り返ると、僕は小学生の頃からずっと同期に育てられてきました。星置ケッターズでは初心者2人・経験者2人の4人でスタートし、住む場所も違うのに、自然と仲間になっていった記憶があります。中学でも同じ4人でした。お互いに負けたくない気持ちが強く、自然とライバル関係のような空気になることもありました。ただ、その緊張感があったからこそ、自分を甘やかさずに続けられた部分があります。「負けたくない」「置いていかれたくない」という気持ちは、あの頃の同期が育ててくれたものだと思っています。
高校に入ってからは、また違う形で一致団結しました。インターハイ優勝という目標がはっきりしていた分、私たちの空気は良くも悪くも遠慮がなくて、気を遣うより先に「勝つために必要な言葉」をその場で交わす文化がありました。ミスが出ても、ただ慰めて終わるのではなく、まず突っ込みが飛んで、笑いに変わって、そこで気持ちを切り替えて次に向かっていく。その言葉は嫌味というより、勝つことだけを基準にした率直なやり取りでした。言われた側も落ち込むより先に「悔しい」「次はやり返す」と思える空気があって、同期には負けたくないし、同期に言われっぱなしも嫌だーーその悔しさが、そのまま練習量や準備に変わっていきました。結果として、個人の頑張りだけでは届かないものをチームとして取りにいく感覚、そして「みんなで勝つ」ために自分を変える感覚を、同期から学び、教えられた気がします。
そして立教の同期は、これまでの同期と少し違いました。もちろん氷上で切磋琢磨もするけれど、それ以上に、リンクの外で一緒にいる時間がとにかく長い。ご飯に行ったり、旅行に行ったり、勉強や就活を並んでやったり、ラーメンを食べに行ったり、買い物に行ったり、時にはゲームをしたり。ホッケーだけではない時間を共有することで、気づけば私の生活そのものが同期に支えられていました。
1年目の頃は、同期といっても全員ほとんど初めて会う状態で、正直どんな人たちなのか分からないところから始まりました。ただ、最初に感じたのは「いいやつばっかりだな」ということです。加えて、アイスホッケーが本当に好きで、勝ちたい気持ちをそれぞれの形で持っているところが共通していると感じました。そこから一緒に過ごす時間が増えるにつれて、皆それぞれのやり方で勝ちに向き合い、チームのことを考えて動いているんだと分かってきました。口数が多いわけではなくても、やるべきことはやる。そういう人が多い学年なんだと思います。
2年目は、後輩にレベルの高い選手が増え、立教が変わり始めた分、私たち自身が追いつくのが大変でした。同期の中でも「立教をこうしたい」という理想がバラバラで、うまく噛み合わない時期もあり、気持ちのズレがそのまま残って、ぎすぎすしてしまったこともかなりあったと思います。
だからこそ3年目は、そのズレをそのままにしない一年にしたいと思ってやってきました。言うべきことを飲み込まずに言う、逆に言われたこともちゃんと受け止める。簡単ではないですが、そこから逃げたら最後は何も残らないと思ったからです。
同期は7人います。性格も考え方もそれぞれ異なり、常に同じ方向を向けるわけではありません。それでも、違いを理解し合いながら噛み合ったときに力を発揮できるのが、この学年の良さだと思っています。最終的に、「この7人で大学アイスホッケー人生を締めくくれてよかった」と胸を張って言える一年にしたいです。
また、私たちは部の苦しい時期と変わり始めた時期の両方を知っている世代だと思います。1年生の頃は、1部Bグループで残留争いをしていた時期もあり、夏大会のセカンドステージでは一回戦敗退という悔しい経験もしました。当時は人数も多くはなく、プレーヤーだけで見れば1年生の頃は18人程度だったものが、今では30人規模まで増えました。環境が変わっていく過程を知っているからこそ、昔から続く立教の良さは残しつつ、必要な部分は変え、さらに良い形へと積み上げていきたいと考えています。私たちは99代目です。私たちが4年生の一年を終えたときに、「最高の4年生だった」と言われるような一年にしたいと思っています。
そのために、目の前の結果だけではなく、立教が1部Aグループで戦い続けるための土台をこの一年で積み上げていきたいです。練習の基準、チームの雰囲気、当たり前のレベル、そういった部分をもう一段引き上げて、後になって振り返ったときに「ここから立教が変わった」と言ってもらえるような一年にしたいと思っています。
結びになりますが、冒頭に書いた結縁・尊縁・隨縁を大切に、残りの一年も積み上げていきます。今後とも立教大学アイスホッケー部へのご声援をよろしくお願いいたします。この7人で迎える最後の一年を、結果と内容の両面で形にし、悔いなく戦い抜きます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(2026年2月23日 15時0分)

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