氷上奮闘記をご覧の皆様、こんにちは。スポーツウェルネス学部スポーツウェルネス学科3年の池田橘平(いけだ きっぺい)です。例年にも増して厳しい暑さが続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。猛暑に加えて不安定な天候も続いておりますので、どうぞ体調にはくれぐれもお気をつけください。さて、今回の氷上奮闘記では、前回お伝えしたフィンランド留学についてお話ししたいと思います。拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
私はフィンランドで、大学での学びと地元チーム「Peliitat U20」での活動、この二つを経験しました。大学では教授のご紹介を通じてHaaga-Helia University of Applied Sciences のコーチングプログラムに所属し、HeinolaにあるVierumäkiという施設を拠点に学びました。ここはオリンピック前に代表選手が練習するほどの環境で、リンクやトレーニング設備も非常に充実しており、学ぶには理想的な場所でした。当初は英語での講義や議論についていけず、自分の考えを思うように伝えられないもどかしさもありました。学生寮の食事も毎回似たようなメニューで、生活面でも苦労しましたが、その中で徐々に環境へ慣れていき、自分の適応力や忍耐力を養うことができました。そして何より印象に残っているのは人々の温かさで、初めて講義に参加した際にはクラスの30人全員が順番に挨拶をしてくれ、教授までもが席まで来て握手をしてくださったのです。その経験をきっかけに、私自身も積極的に声をかけるようになり、異文化の中で「自分から行動する大切さ」を学ぶことができました。
また、代表レベルのバレーボール選手やスペインのあのサッカーで有名なクラブバルセロナでホッケーをしていた学生、ハンガリーの大学から来た将来の指導者志望の学生、さらには現役のプロ選手など、多様な背景を持つ仲間とも出会いました。それぞれの考え方や価値観に触れることで大きな刺激を受け、学びの幅が広がりました。授業はプレゼンテーションやディスカッションが中心で、教授の問いかけから40分以上の議論に発展することもありました。さらにその議論は教室を飛び出し、サウナやスパといった日常の場でも自然に続いていきました。フィンランドの人々にとってサウナは入浴以上の存在で、人が集い心を通わせる大切な場であることを実感しました。
一方で、地元チーム「Peliitat U20」での挑戦も忘れられない経験となりました。きっかけは大学の同級生だったホッケー仲間からの誘いで、その後コーチに声をかけられて2か月間プレーしました。最初はなかなか歓迎されていない雰囲気もあり、試合の出場機会も少なく、不安を抱える日々でしたが、プレーオフでの一つのプレーをきっかけに評価され、上位セットやPKでの起用も増えました。得点はなかったものの守備で無失点に抑えることやアシストで貢献することができ、大きな成長を実感しました。特にDFの相方とは食事を共にし、家族にも招いてもらうなど深い交流を築くことができ、日本に来ることがあればぜひ恩返しをしたいと思っています。
今回の留学を通して得た学びと経験はすべて人とのつながりから生まれたものです。このような機会をくださった教授、留学を許可してくださった部活の監督・コーチ・チームの皆様、そして家族には心から感謝しています。また、フィンランドで出会ったDonny、ルームメイトのPyry、相方のLeinoには感謝してもしきれません。そして、これから夏の大会、秋のリーグ戦、そしてインカレと続いていきます。精一杯頑張り、さらに上を目指して挑戦していきたいと思いますので、引き続き立教大学アイスホッケー部へのご声援をよろしくお願いいたします。このつながりをこれからも大切にし、さらに広げていきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。