氷上奮闘記をご覧の皆様、こんにちは。経済学部経済学科4年の鈴木孝輔です。日増しに秋の気配が深まってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。体調を崩されぬよう、どうか健康第一でお過ごしください。
現在チームはエイワ杯関東大学アイスホッケーリーグ戦の真只中です。今年度のチームの目標である1部Aグループ昇格を目指して、部員一同日々奮闘しております。OBOGの皆様の期待にしっかり応えられるよう戦ってまいりますので、今後とも温かい応援のほどよろしくお願いいたします。
さて今回の氷上奮闘記では何を書いていけば良いのか熟考しましたが、頭の中で錯綜しており、書きたい内容を決めかねております。悩んだ末に、今回はシンプルに自分自身について扱っていこうと考えております。稚拙な文章になりますが、最後までお読みいただければ幸いです。
私が立教大学アイスホッケー部の主将に就任して約8か月が経過しました。私にとってこの8か月は今までの人生で一番長く、何より一番悩み抜いた期間でした。今までの立教とは何かが違うチームに対して困惑し続けました。特に下級生に対しては顕著です。自分の人生において出会ったことのないタイプの部員が増え、どう対応していくかに悩み、何度も対応を間違え続けました。幸いにも私以外の幹部や同期・後輩がカバーをしてくれ、何とか主将を続けています。
先ほど下級生に対する困惑について述べてきましたが、私と彼らでは歩んできた道も違いますし、軋轢が生まれるのも当たり前の話です。ただ彼らと過ごしていくうちに、彼らの経験に対して大きな興味を抱くようになりました。アイスホッケー中心の生活を過ごし、高校時代には強豪校で競争に明け暮れた彼らの姿を見て、自分にはないものを持っているのだと感じるようになりました。アイスホッケーに対する真摯な姿勢、勝利に対する貪欲さです。アイスホッケーというスポーツを通じて、勝利という経験を貪欲に狙うハングリー精神は私にとって大きな衝撃でした。恥ずかしながら、私は中高を通じてスポーツにおいて勝利を経験したことはなく、負けるのが当たり前の世界で生きてきました。また私自身アイスホッケーに本気で向き合ってきたつもりでしたが、まだまだ足りないことを実感しました。彼らと交流する中で、彼らの価値観・経験に対して尊敬と、今更ながら自分の主将としての目指すべき姿が少しずつ見えるようになりました。
勿論後輩たちは私から見てもまだまだ狭い世界で生きていると感じることも多々あります。
立教大学アイスホッケー部という組織の中で、様々な価値観・世界に触れていくことでより大きく成長してほしいと願っています。彼らの価値観・経験と、今までOBOGの皆様が培ってくださった「立教らしさ」が組み合わされば、より進化したチームになれるのではないかと考えています。
さて今まで私の主将生活で感じたことの一部を切り取って書いてきました。引退まで3か月を切り、徐々に学生生活の終わりを感じるようになってきました。最後に改めて今年度のチーム目標について書かせていただければと思います。
『1部Aグループ昇格』
『インカレベスト8』
この目標を達成できるだけの力はこのチームにはあります。主将としての責務はチームをこの目標達成に導くことです。私は決して優秀なリーダーではありません。しかし決してこの目標を曲げるつもりはありません。死んでも食らいついてみせます。そのためには部員からしっかりと信頼される主将になること、これが私の部活人生最後の目標になります。(今更このような目標を恥ずかしげもなく晒していることをお許しください)
今までの行動だけではチームメイトの皆からの信頼を勝ち取れません。たった3ヶ月、されど3か月、これまで以上にアイスホッケー、チーム、そしてチームメイトと向き合い、貪欲に行動してまいります。
稚拙な文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも応援の程よろしくお願いいたします。