氷上奮闘記をご覧の皆さん、はじめまして。
今年度より入部しました、沖縄尚学高等学校出身、GLAP(グローバル・リベラルアーツ・プログラム)1年、ウィルコックス廉(れん)と申します。
この度は初めて氷上奮闘記を書かせていただきます。よろしくお願いいたしします。
さて、今回は私が立教大学アイスホッケー部に入部した経緯と、今年の抱負について述べていきたいと思います。
私は沖縄県で生まれ育ちました。沖縄県でアイスホッケーは稀なスポーツですが、県内には通年使用できるアイスリンクが1つあります。私はカナダ人の父に影響され、小学校3年生の頃にアイスホッケーを始め、地元のクラブチームで練習に励んでいました。沖縄県のアイスホッケーチームは、3歳から小学生のジュニアチーム、中、高、大学生のチームがそれぞれ1つ、社会人チームが3つ、女子チームが1つあります。また、米軍基地も県内に存在するため、北米人が多く参加している米軍チームも1つあります。私は、この島独特のコミュニティーのなかで同輩、先輩、コーチ監督陣、時には社会人チームや米軍チームと共に練習に励み、沖縄に居ながらアイスホッケーが益々好きになっていきました。アイスホッケーの実力を伸ばすべく県外の高校に進学しようかと迷う時期もありましたが、出身高校に国際バカロレアがあったため、進路としては沖縄県内で進学することにしました。高校では沖縄県のチームとして九州選抜や冬季国体で全国大会などに出場することができましたが、毎回厳しい結果で終わり、全国との厚い壁を実感していました。それでも私は「アイスホッケーを続けていきたい」と思い、高校生活では国際バカロレアのプログラムに追われながらアイスホッケーの練習も日々続けました。
高校2年生になり、大学への進路について決定する時期が近づいた頃、私は高校で取得できるバカロレア資格を活かしつつアイスホッケーが続けられる大学がないかと調べていたところ、立教大学の情報を目にしました。立教大学では、GLAPという学部があり、この学部では授業が全て英語で行われ、ディスカッションやプレゼンテーション主体の授業が行われているため、このコースなら高校で学んだことを活かし、応用しながらさらに深める事ができると思いました。また、立教大学のアイスホッケー部は伝統ある部活動で、経験者と未経験者が混同しているチームだと知り、さらに興味が湧きました。また私自身、アイスホッケーはクラブチームでしか取り組んだことがなかったため、部活動というものに大きな憧れを持っていました。このチームなら自分の実力を磨き上げられるのではないかと思い、迷いなく入部を決めました。
私のルーキーイヤーの抱負は、1部Aグループ昇格、インカレベスト8以上、そしてもちろんチームの勝利に貢献することです。個人的な抱負としては、文武両道、そして故郷沖縄アイスホッケーの普及啓発、沖縄県国体成年のメンバーに選出されることです。上京して初めての一人暮らしや部活動など、経験不足により思い通りにならないことが多くなる一年にはなると思いますが、楽しく明るく島人(しまんちゅ)ホッケーを目指して日々努力していきたいと思います。まだ人としてもアイスホッケープレーヤーとしても未熟な部分が多々ありますが、先輩方や同期と共に成長していきたいと思います。
長々となりましたが、最後までご覧いただきありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。