氷上奮闘記をご覧の皆さま
ご無沙汰しております。4年橘英実です。
寒い冬がようやく終わりへと近づき、春の訪れが待ち遠しい今日この頃です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
遂に、私が氷上奮闘記を書く時期がやって参りました。
昨年のリーグ戦を終え、チームを離れてから3ヶ月が経ちました。現在、私は休学をし、異国の地で語学の勉強と並行して、現地の企業のインターンシップに取り組んでいます。慣れないリモートワークではありますが、必死に仕事に励んでおります。
最後の日記ということでこれまでのアイスホッケー部での歩みを振り返りたいと思います。
入学当初、私は全く体育会を視野に入れずにサークルを探していました。ところがある日、友人に誘われて観に行ったアイスホッケー部の試合に一目惚れをしました。スケートリンクという非日常空間の中でスピード感と躍動感のある試合は私にとってこれまで観てきたどのスポーツよりも面白かったです。
ここで部活動ができればどれだけ楽しいだろうか…
初めはこのような軽い気持ちでした。しかし、徐々に大学生活において何か全うできるものほしいという気持ちが強くなってきたこととマネージャーの先輩方の温かい雰囲気が決定打となり、入部を決意しました。
今ではこの決断は正しかったと自信を持って言えます。
とは言いつつも、決して楽な4年間ではありませんでした。マネージャーの経験の中で、何度も壁にぶち当たることはありました。しかし、困難に直面する度に自分自身が強くなっていった実感があります。また、マネージャーの仕事を通して、スキルの習得だけでなく、自身の得意分野を発見する機会を得ました。今となっては部活動という小さな社会の中で自身の役割を全うし、4年間やり抜いた経験は大きな自信になっています。
また、入部当初から何としても4年間のうちに勝利をつかみたいと願い続け、3年次のリーグ戦において、勝利を目の当たりに出来た経験は言葉に表せないほど嬉しかったです。さらに、2020年度はこれまでにない難しい状況の中での部活動となりましたが、少ない機会の中でも勝利を実現できたことは大きな喜びでした。通常通りの練習ができない中でも、チームの一人ひとりが自分と向き合い、チームと向き合った結果が勝利へと繋がったのだと思います。勝利へと導いてくれた部員一人ひとりに感謝したいです。
4年間の経験の中で多くの方々と関わる機会を得て、大切な仲間に出会うことができました。なかでも、寒いリンクの中でもたくさんの笑顔をくれたマネージャーの先輩や後輩、そして4年間共に過ごしてくれた同期との出会いも大切な宝物です。
今振り返ると、私は大学時代の多くの時間と熱量を部活動に注ぎ込んでいたように思います。特に現在は新型コロナウイルスの影響で家で過ごすことが多いので、尚更、忙しかった日々が幻だったかのように思えます。これだけ熱中できるものに出会えたこと、その環境を整えてくれた周りの全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
これからまた新たな人生のステージへと踏み出していきますが、アイスホッケー部で学び得たことを誇りに自分らしく生きていきたいです。
最後に、これまで部の活動を支えてくださった石川先生、総監督、監督、コーチ、OBOGの皆様、保護者の皆様に重ねて御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。