マネージャー日記をご覧のみなさん、こんにちは。マネージャー二年の中村麻衣です。
新型コロナウイルスが猛威を振るった2020年も過ぎ去り、新しい年に突入しました。世界が再び明るさを取り戻す時を待ち望んでいる今日この頃です。
最近、「成長」を強く感じた出来事がありました。残念ながら成長したのは私自身ではありませんが、今回のマネージャー日記では、その「成長」ついて書かせていただきたいと思います。
私には6歳離れた弟がいます。そして今回、私が強く成長を感じたのは、現在中学二年生である弟からでした。ついこの間まで自分の腰よりないくらい小さかった弟も、あとひと月、ふた月あれば、私の身長を追い抜かしてしまいそうな勢いで成長しており、歳の離れている姉としては親のような気持ちで日々驚かされています。そして先日、弟について書こうと思うにあたる、きっかけのような出来事がありました。それは、弟は私の言っていることがわかり、私は弟の言っていることがわかる、という気づきをしたことです。一見、この「互いに言っていることがわかる」という状況は、当たり前のように思われがちです。しかし、コミュニケーションとは、双方の意思疎通が可能になったタイミングで確立されるため、案外難しいことなのです。つまり、互いが0歳と6歳で出会った私たちは、話が通じない状況からスタートしているため、どちらかが交流を図ろうとしたところで成立することはありませんでした。そのため、やっと弟に言葉が通じるようになっても、6歳という年齢差を埋めることは難しく、幼い子へ語りかけるだけの一方的なコミュニケーションを取らざるを得ない関係が長年続きました。しかし先日、いつの間にか私と弟の中で会話が成立していることにふと気がつきました。それは本当に自然な流れだったのですが、言葉もまともに話せない赤ん坊の頃から弟と接してきた私にとって、にわかに信じられない出来事でした。しかし、それからは弟との距離がさらに縮まり、より仲良くなれたように感じます。互いに相談をし合ってみたり、互いの言動で心の底から笑い合うことができるようになり、家族でありながら親友のような関係を築くことができました。
このように、時として人間の成長とは、人々へ驚きや影響を与える場合があります。私も弟に負けじと、人として、マネージャーとして、トレーナーとして、成長できるよう精進して参りますので、今年もどうぞよろしくお願い致します。