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2020リーキャン

田中 大悟(3年)

いつも氷上奮闘記をご覧頂きありがとうございます。経営学部経営学科3年の田中大悟です。最近は特に不安な時期が続いておりますが体調は崩されてはいないでしょうか。

私は先日、各部のマネジメントやリーダーシップについて話し合う体育会本部主催のイベント、リーダーズキャンプに参加してまいりました。
キャンプではモチベーション、リーダーシップ、リレーションシップの3つのパートから1つを選択し、同じパートを選んだ他部員と一緒にグループワークを通じて理解を深めました。
私の選択したリレーションシップでは、「チーム内外から愛着を持たれるには」をテーマに自身の理想やチームの現状、それぞれの部で実際に行われている施策などを共有し合い、フィードバックを行いました。
その中で私が1番驚いたのは、他部が既に行っている施策のバリエーションの多さでした。例えばOBOGの方との関わり方一つをとっても部によってその方法は異なり、これまで他部がどんなことをしているのかを知る機会がなかった私にとっては新しい関わり方を発見する貴重な機会となりました。それぞれの部がそれぞれの目標達成のために様々な仕組みやイベントを実施していることを知ることができました。これらの知見はこれからの部の運営のために持ち帰り共有したいと思います。

さて、今回の話し合いでは「チームメンバーに愛着を持たれる部になるためには何ができるか」についても考えましたが、その中で多く聞かれたのは、「仕組みを作ることによってメンバーに愛着を持ってもらう」という考え方だったように思います。私も少し前まではこの考え方に近かったように思います。しかし、最近この考え方に少し疑問を持つようになりました。
本当に仕組みを作ることによってメンバーの気持ちは動くのでしょうか?
私は仕組みがあるからやっているという状態は、つまり、ただやらされているのと同じだと思います。役職や役割が与えられたから仕事をするのはとても受動的な態度ではないでしょうか。そして受動的な態度でやらされているその時、メンバーは楽しいでしょうか。その結果、果たしてチームに愛着を持てるでしょうか。

もし私だったらそうはなれないと思います。

組織を分解するときに、ソフトとハードの側面で表現されることがあると思います。制度や役職といったハードの側面は、目に見えた行動や成果として表れやすく、評価や考案にも対処しやすいことから取り入れられがちだと思います。一方で、ソフトの側面はメンバーの気持ちや人間関係、考え方など目に見えないものが多く、実態を掴むことも変革を試みることも容易ではないことからソフト面に目を向けることを尻込みしてしまうことも多いのかと思います。

そう考えると、チームに愛着を持ってもらうことはとても難しいことなのだと思います。
今回、他部の話を聞いて、私は疑問を持ちましたが、もしかしたら他部では既にソフトの土壌が整っていたのかもしれません。あくまで自身が考えるきっかけとなった出来事であったということをご理解いただきたいです。

ひとつのシーズンが終わり、新しいシーズンに向けて考えを巡らすこの時期だからこそ、どのようなチームでどのような自分で、チームメイトでありたいのかを考える機会にしたいです。

私自身でも結論の出ていない内容でもあり、まとまりのない文章となってしまい申し訳ございません。
シーズンの開幕に向け、身体と心の準備を整えてまいります。

氷上奮闘記をご覧の皆様におかれましては、今後とも一層のご声援を頂けたら大変嬉しく思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

(2020年12月30日 10時55分)
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