どうも氷上奮闘記をご覧の皆さんこんにちは、3年生熊木康仁です。8月末から9月頭まで私たちは北海道合宿を行い、サマーカップに参戦して来ました。結果は数年ぶりの初戦突破。そこまではよかったのですが、ハードスケジュールにより皆疲弊してしまい、その後の3試合はボロボロ。私個人としては2年間大敗北していた苫小牧の呪いに3年目にして勝利を収めることが出来たので北海道合宿の個人的な総評は60点というところです。来年は最後の年なので100点満点の北海道合宿にしたいです。
そして東京に戻ってきてからすぐに秋のリーグ戦が始まりました。厳しい試合が続きますが1試合1試合を大切にしていきたいです。
そして今回の氷上奮闘記では私の尊敬しているアイスホッケー選手について述べていきたいと思います。
アイスホッケーをやっている皆さんなら尊敬する選手や目標にする選手がいると思います。それはアジアリーグのプロ選手であったりNHLの大スターの選手などが挙げられるでしょう。
しかし、私は恥ずかしながらあまりプロの選手やNHLの選手のことをほとんど知りません。もう10年以上アイスホッケーをやっているのに大学から始めた選手のほうが詳しいと思います。そんな私でも尊敬する選手が2人います。それはとても身近な人です。
まず1人目は去年卒業してしまった関口直人先輩です。関口先輩は私が入学してから関口先輩が卒業するまでの2年間ずっと一緒にDFで組ませて頂きました。最初は私もDF未経験の関口先輩と組むことに不満があり、同期の吉田はDF経験者の上床先輩と組んでいて羨ましいと思っていました。ですが最終的にはとても頼もしいDFになって逆に私を助けてくれるという場面が多くなりました。よく私はプレー中に熱くなってしまうことがあります。そんなときにいつも声をかけてくれるのが関口先輩でした。その声のおかげで冷静になれプレーに集中することができました。アイスホッケー未経験者がやるには難しいDFを3年生から本格的に始めて最終的には1部Bリーグで通用するまでになるということはとてもすごいことだと思います。そこに至るまでにとても努力したのでしょう。関口先輩のそのような姿勢を見習っていきたいです。
そして2人目は私の父です。アイスホッケーを始めるきっかけも私の父であり、1番尊敬する人物です。
父は北海道の出身で全国優勝なども経験しているすごい選手です。そして現在50歳を越えていますが社会人リーグでプレーをしています。
そんな父は昔から私のアイスホッケー生活に多く影響を与えてくれました。小中学校の頃は私の所属するクラブチームのコーチをやってくれながら土日には一般滑走に連れて行ってくれスケーティングを教えてくれました。当然厳しいことをたくさん言われました。その度に泣きそうになりながらプレーしていたのを今でも覚えています。高校からはコーチから外れてベンチの中からではなくリンクの上から試合を見て色々とアドバイスを貰いました。そしてこの頃から私は父の所属する社会人リーグのチームにビジターとして本格的に乗り始めました。そこで大友監督と始めてお会いすることになったのですがそれはまた次の機会にでも。父と初めて同じリンクでプレーをする喜びと緊張は今でも覚えています。父はスピードに勝る大学上がりの若い選手相手にも1対1を経験によるポジショニングなどで勝っていました。ですが私が大学に上がると父はもう50歳、流石に寄る年波には勝てなかったのか昔のキレのあるプレーは段々と少なくなっていきました。ですがそれでも私は父の大きな背中は目標であり、それは今であっても変わりません。私は父が楽しそうにアイスホッケーをやっている姿が大好きです。私も父のように一生アイスホッケーを楽しめるようになりたいです。
今紹介した2人の選手には共通点があり、それは背番号が10番であったことです。関口先輩は2ndユニフォームの番号が10番、父は社会人リーグでずっと10番を背負っていました。
私も今年から2ndユニフォームの番号を10番に変更しました。尊敬する2人の番号に恥じないよう一生懸命プレーをしていきたいと思います。もしリンクに応援に来てくださる機会があり、私たちが2ndユニフォームを着ているときがあれば10番に熱い声援をお願い致します。