氷上奮闘記をご覧の皆様、お久しぶりです。
経済学部経済学科、4年の近藤伸哉です。
現役として引退してから早くも2ヶ月が経ちました。
大学では4年間、学生生活で考えると小学校3年生からスポーツを続けてきました。14年ぶりに「部活動」から離れた今の生活は、部活のことで悩んだり、悔しい思いをすることはないため、スッキリした新鮮な気持ちと、若干の物足りなさを感じる、そんな毎日を過ごしています。
私のこの感覚は、同期の中でも自分だけの感覚だと思っています。それは、同期の中で唯一、4年間レギュラーとして試合に出場することができず、レギュラーとして試合に出場できたであろう4年生として最後の1年は、前十字靭帯断裂という怪我をしてしまったためです。
最後の氷上奮闘記なので、私のアイスホッケー部での活動を振り返らせて頂きますと、試合に出場したいという目標に向かい、がむしゃらに走った4年間というのが、全てだったと思います。
そんな中での最後の1年での怪我は、レギュラーとして試合に出場することができなくなってしまったため、自分の目標の全てであったものがなくなってしまいました。正直これ以上やってる意味があるのかと、4年生になって初めて辞めたい気持ちにもなりました。
そんな中でも、部活を最後まで続けることができたのは、本当にアイスホッケーというスポーツが大好きだから、これに尽きると思います。それは、先日も新チームの練習試合相手として4年生に召集がかかった際、怪我の手術の影響で行くことができず、ムズムズした気持ちになったほどです。
4年間を振り返った時に、今までやってきたスポーツの中で、断トツに一番面白かった、「アイスホッケー」というスポーツを4年間できたことが何よりも幸せでした。
4年間、最後まで部活を続け、やってきたことや行動においては、1ミリも後悔がないのですが、試合にレギュラーとして出場することができなかったことが、4年間で唯一、心残りなところです。この思いは、一生消えない思いになる予感がしています。先に挙げた、若干の物足りなさは、試合にレギュラーとして出場することができず、この目標が達成できていないから来るもので、試合にレギュラー出場できていたら、やり遂げたスッキリした気持ちだけだったと思います。
ここまで、少しネガティブな内容でしたが、4年間を振り返った時のポジティブな面もあります。それは、辛い4年間を過ごしたからこそ得ることができた、自分だけの成長を感じている点です。
先日、アルバイト先の店長から「失敗している人の方が、周りの人に優しくなれる」という言葉を聞いて、それがこの4年間で私の得た、一番大きなものだったのかなと感じました。辛い4年間を過ごしたからこそ、悔しい気持ちをわかってあげることができたり、うまく行かなかった人にも、なんでできないんだとなるのではなく、弱い立場の人に優しくすることができるようになったと感じています。このような人としての成長は、実際に自分が経験したり、立場に置かれるまでは、本当の意味での理解はできないと思いますし、これからの社会人生活で強みになる気がしております。
このような4年間を私が過ごすことができたのも、周囲の方々の支えがあってのものだったのだと、引退してから強く感じています。監督、部長先生、コーチ、OB・OG諸先輩方、同期、先輩、後輩には本当に感謝しております。
改めまして、今までお世話になりました、監督、部長先生、コーチ、先輩方、そして同期に、この場をお借りして御礼させてください。
4年間、本当にありがとうございました。